『Contemplation』について

『Contemplation』は、自分自身の理解を超えて物事を見るために持つ信仰の心。自分自身の理解は、それまでの経験や、人となり、その時の気持ちの状態によってフィルターがかけられている。このアルバムは、俺を人生のカオティックで暗い場所へと連れていった、そういうフィルターを探求しているんだ。そして、俺個人の視点と現実とのあいだで起こる摩擦の中を、音楽がナビゲートする。

音楽を通して、それを表現したかったんだ。そこにある光、啓示、安堵、苦悩、疑いを。このアルバムの土台はライブ演奏で録音した。与えられた時間枠の中で、異なる楽器（シンセ、モジュラーシステム、ギターとエフェクター）を使って、それをシンクロさせる方法を発展することができたよ。それぞれの要素が個別に織りなす音よりも、より大きなものへと命を吹き込むために、全てが連結しているんだ。アンビエント/エレクトロニック音楽は、俺が持つサウンドデザインへの情熱と、その進化や動きを探求し、表現する方法の一つだ。その動きを抑えることもできないし、どこへ導くかをコントロールすることもできない！